酵母からほ乳類まで保存された老化のメカニズムが見つかった?

Science Daily より
http://www.sciencedaily.com/releases/2008/11/081126122203.htm


元はCellの論文。
Philipp Oberdoerffer et al.
SIRT1 Redistribution on Chromatin Promotes Genome Stability but Alters Gene Expression during Aging.
Cell, November 28, 2008 Volume 135, Issue 6


老化は
sirtuinというタンパク質が持つ
クロマチン化による遺伝子発現の制御」

「DNA損傷の修復」
の2つの機能が、後者に偏ることで起こる。


齢を重ねると、DNA損傷が増える。
それによって修復に働くsirtuinが増える。
すると、クロマチン化による遺伝子発現制御が緩くなる。
細胞にとって不要な遺伝子が発現してくる。


それが、老化の原因なのだと。


実際、
・老化したマウスでは、遺伝子発現の「漏れ」が多い
・sirtuinの過剰発現で、寿命が最大49%延長


すごい。


この発見の最大の意義は、老化が「遺伝子の変異」という不可逆な変化ではなく「sirtuinの働きのバランスの偏り」という可逆の変化によって起こることを発見したこと。
遺伝子組換えなどによらずとも、老化を予防しうるってことだ。

抗老化薬の候補がひとつ見つかったらしい

『Effects of an Oral Ghrelin Mimetic on Body Composition and Clinical Outcomes in Healthy Older Adults』
Annals of Internal Medicine (2008), 149(9), 601-611
http://www.annals.org/cgi/content/full/149/9/601


飲むだけで老人でも筋肉量が増加する。そんな薬が見つかったらしい。


MK-677と名付けられたその薬は、グレリンというホルモンの模倣薬で、飲むと成長ホルモンとインスリン様成長因子(IGF)の分泌量が向上する。
結果、特に副作用なく四肢の筋肉量、骨量、そして細胞内の水分量、全身の水分量を向上させた。


最近、公共広告機構のCM(東京版)で「もたつく権利、よろしーく」なんて言ってるけど
将来はこんな広告の必要もなくみんなシャキシャキ動くようになるかもしれない。


そうすると、今度は路上でグダグダしてる若い方が問題になってくるか。

webベースのMS Officeが無料で出るらしい

昨日からニュースになってるこちら。

CNET Japan
「MS、ブラウザ版「Office 14」の計画を正式発表--「Google Apps」に対抗」


ベータ版が2009年ってことは、正式サービス開始は2010年ごろだろうか。
現状すでにGoogle docsがあるけれど、やっぱりどこでもオンラインになれるわけではないので
スタンドアローンMS Officeしか使ってない。


2年後までには、もうちょっと無線LANを(無料で)使えるエリアが拡大してるのかなぁ。
FONに超期待。


ところで、現在最新のOffice2007は開発コード名が「Office12」。
web版の開発コード名が「Office 14」ってことは、その前にもう一つスタンドアローンのが出るんだろうか。
それとも

デスクトップ版製品の編集機能のすべてがブラウザ版に搭載されるわけではないという。
(上記CNET Japan記事)

らしいので、このデスクトップ版が「Office 13」になるのかな。

ワトソンとスタイツが語る、未来の生命科学 に行ってみた

yanci2008-10-22

東大安田講堂で行われた講演会
『ワトソンとスタイツが語る、未来の生命科学 DNA→RNA→?』
に行ってきたレポ。

記録したけどアウトプットする場が無かったので、ブログを立ち上げてみた・・・継続するかどうかは不明。


ワトソン(James D. Watson)とは、生物の教科書に必ず出てくるDNAの二重らせん構造を解明した研究者。
1962年にノーベル医学・生理学賞を受賞。

そしてスタイツ(Joan A. Steitz)はあまり一般には有名ではないけれど、「働くRNA」を発見し、生命科学界に衝撃を与えた女性研究者。


講演は スタイツ→ワトソン→ディスカッション の順番。
スタイツの内容は・・・専門的な内容だったので、割愛。
電子顕微鏡でDNA、RNA、Spliceosomeが撮像できるんだ、ってのには驚いたけど、残念ながら寝てる人も多数。
あとSpliceosomeの活性中心にtRNAが入る?とかよく分からん。

さてワトソン。講演タイトルは
「Science in Ten Ways over 60 Years」
60年間の研究生活で得た、科学の道に身を置く際に意識すべきこと。
彼のキャリアに沿って、エピソードを交えながら箇条書きで語られた。
長いけど全て掲載してみる。

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